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『コリアンコミュニティ研究』Vol.2発刊

こりあんコミュニティ研究会発行のジャーナル『コリアンコミュニティ研究』2号を発刊いたしました。

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内容は以下のようになっております。

◆ 特集1 越境する都市とコミュニティ
          :日韓の多文化社会の現状と都市政策の課題を考える
-朴世訓「韓国における多文化社会の展開と都市政策の課題」
-金勝一「多文化都市安山(アンサン)と国境なき村」

◆ 特集2 コリアンコミュニティにおける高齢居住者の生活と
                    住まいからみた地域再生の課題
-全泓奎「在日コリアン高齢居住者の生活と地域再生の課題を考える」
-川本綾「大阪市西成地区のコリアンコミュニティの形成と変容」
-本岡拓哉・平川隆啓「西成に暮らす在日コリアン高齢者の生活行動」
-黒木宏一「西成区北西部における在日コリアン高齢者の住まいの現状と課題」
-岩山春夫・金春子
    「地元コミュニティ(民団西成)の取り組みと地域再生の課題」 

◆ 研究論文
-玄善允「龍王宮再考ー聖性を欠いた場における祈りと孤立した共同性ー」

◆ コミュニティスタディ(コミュニティレポートから改称)
-石川久仁子「東九条におけるコミュニティ実践の集積」
-鄭栄鎭「在日朝鮮人の権利獲得運動、その駆動力と条件
                      ートッカビ子ども会の事例ー」
-全泓奎「和歌山在住在日コリアンの暮らしと生活課題」
-黒木宏一「大阪市生野区における在日コリアン高齢者の暮らしの特性と
                      ー地域生活を支える諸要素ー」

◆ ローカル・レポート(コラム:ローカルフィールドから改称)
-朴思柔「大地は揺れても、笑顔で行こう!」
     東北ハッキョ(学校)が東北地方の同胞コミュニティを結びつける」
-羅基台「思い違いの場所ー東京・芝浦4丁目」
-朴実「丹波マンガン記念館の再開館に寄せて」
-斎藤正樹「ウトロ:新しいまちづくりへの課題」
-金光敏「大池中学校PTAおやじバンドを知っています?」
-岩山春夫・金春子「西成:在日コリアン高齢者を対象にした
             通所介護施設利用者の現状ー男性利用者の場合ー」
-申萬勲「和歌山県における在日韓国人社会」
-内海隆男「語り継がれたいこと」

◆ 論文抄録(博士論文・修士論文紹介から改称)
-岩山春夫「西成・在日コリアン高齢者の現状と介護の課題
          ー生活実態調査とデイサービスの一事例研究を通してー」
-全ウンフィ「マイノリティの居住空間から集合的な記憶の場所へ
         ー在日コリアンコミュニティ・ウトロ地区を事例としてー」
-安錦珠「「在日一世女性」の高齢福祉問題を生活史から読み解く
           ー広島西区福島地区の通所施設利用者を事例としてー」

◆ 書評
-藤井幸之助「上田正昭監修『ニッポン猪飼野ものがたり』」
-二階堂裕子「島村恭則『〈生きる方法の〉民俗誌朝鮮系住民集住地域の
                            民俗学的研究』」
-柴田剛「板垣竜太ほか編『東アジアの記憶の場』」


『コリアンコミュニティ研究』vol.2をご希望の方は事務局までご連絡下さい。
 こりあんコミュニティ研究会事務局 kocoken2009@gmail.com
なお、vol.1についてはこちらを御覧ください。http://kocoken2009.blog68.fc2.com/blog-entry-28.html
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コリアンコミュニティ研究発刊

このたび、本研究会のジャーナル「コリアンコミュニティ研究 Vol.1」が発刊されました。

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内容は以下のようになっております。

特集 マイノリティ空間の記憶をどう伝えるか
 宮下良子「龍王宮の空間が語るもの」
 飯田剛史「龍王宮・箱作・済州島 -水辺の祭祀-」
 高 正子「大阪済州人の祈り ーある済州島出身女性の事例からー」
 玄 善允「済州島出身在日一世の習俗の断片」

研究論文
 本岡拓哉 柴田剛 藤井幸之助 全ウンフィ
 「戦後における在日コリアンによる養豚経営と地域社会 -和歌山県新宮市を事例に-」

コミュニティレポート
 斎藤正樹「ウトロ: 強制立退きから新しいまちづくりへ」

コラム ローカル・フィールドから
 全ウンフィ「コミュニティの記憶の諸形態」
 鄭 弼溶「関東の朝鮮人集住地区 -西東京、横浜について-」
 新井信幸「在日コリアン集住地区のまちづくりを考える~戸手四丁目河川敷地区の経験から~ 」
 内海隆男「広島における新聞記事資料の収集」

博士論文・修士論文紹介
 李 度潤
「日本の都市における外国人集住地区のまちづくりとそのコミュニティに関する研究
      ―オールドカマーズ・在日コリアンを事例として―」

書評
朴 実 「近代都市の形成と在日朝鮮人 高野昭雄 著」
柴田 剛「北朝鮮へのエクソダス 「帰国事業」の影をたどる
テッサ・モーリスースズキ著 田代泰子訳」
平川隆啓 「民族関係と地域福祉の都市社会学 二階堂裕子 著」

定例研究会・フィールドワーク記録

配布ご希望の方は、こりあんコミュニティ研究会事務局までお問い合わせ下さい。
kocoken2009@gmail.com

ジャーナル「コリアンコミュニティ研究」原稿募集

こりあんコミュニティ研究会は、世界中のコリアンコミュニティに関する調査・研究を行い、その成果を公開すると共に国内外の研究者相互の交流と連携・協力を促進するため2009年3月11日に発足しました。また本研究会では、規約・第2条各項および第4条3で掲げているように年1回研究会ジャーナルを刊行し、本会の活動の当該年度の活動総括を行うこととなっています。
今年は韓国併合100年の年でもあり、これまでの記憶を解釈しなおし、どのように後世に伝えていくかということは、喫緊の課題であることに間違いありません。私たちの研究会は発足後間もないこともあり、まだ研究や活動の実績がそれほどあるわけではありませんが、上記のような課題を真摯に受け止めながらコリアンコミュニティのあり様について考えるための機会の場を創り上げていきたいと思っています。
コリアンコミュニティの中には、アイデンティティそのものが一般の地区に溶解されてしまいコミュニティとしての運営が形骸化されているところや、新たな地区更新の課題に取り組んでいるところ、または、地区更新後に若年層の流出や人口の高齢化などで活力をなくしてしまい陸の孤島と化しているところなどがあり、さまざまな形の困難と課題が浮き彫りにされています。
本研究会ではこのようなコリアンコミュニティの実態と課題に向けて理論と実践の両面からの発信を目指しています。この度、創刊を推し進めている『コリアンコミュニティ研究』は、それに向けたもう一歩となることを強く信じています。

※※※
『コリアンコミュニティ研究』(創刊号)執筆要領

1.ご投稿いただく原稿分量は種類によって異なりますので下記をご参照ください(図表・写真等を入れていただいても結構です)。
-研究論文(査読付き、編集委員会から内部および外部の各1名の査読委員2名に依頼し査読を行います):12,000字
-研究ノート(査読なし、調査やフィールドワークの内容、資料的な価値のあるもののまとめ):20,000字程度(上限をはるかに超える場合は編集委員会にご相談ください。)
-書評(査読なし):1,000字程度

2.研究論文投稿に際しての査読費用は当面無料にします(ただし、PDFの電子ファイルでご提出の場合のみ)。紙媒体でご提出の場合は、若干の編集に要する費用を頂戴いたします。原稿料はお支払い致しません。

3.原稿はワード作成によるものを原則として(A4判、横書き)、英数字は原則として半角とするが、その他は全角で作成してください。研究論文のタイトルには英文タイトルを付けてください。
 
4.文体等は、「である」調にし、現代仮名遣いで常用漢字をお使いください。句読点は「、」と「。」を採用します。

5.図表には、通し番号(図1、図2、・・・表1、表2・・・写真1、写真2・・・)でタイトルを付けてください。その場合、それぞれの図表や写真は元のファイルを別途ご提出ください。図表が出版物からの引用の場合は出典を明記し、必要に応じて著作権者の許可を得なくてはなりません。

6.注は、本文中の該当箇所に、右肩上付きで、1)、2)、3)、・・・と順に示し、注自体は本文の後に一括して記載してください。

7.参考文献は、注の後に一括して記載してください(著者名のあいうえお順。英文の場合、区別してアルファベット順)。書籍は、著者名・編者名、発行年(西暦)、『書名』、出版地(和書の場合は省略)、出版社の順に、論文は、著者名、発行年、「論文名」、『掲載誌名』、巻、号(または、編者名、『収録書名』、出版社)、該当ページの順に記載してください。欧文の書名、掲載誌名はイタリック体としてください。なお、WEBからの引用の際にはURLとともに引用日を記載してください。文献リストの例は以下の通りです。なお、参考文献は上記2の分量に含まれます。
  水内俊雄・加藤政洋・大城直樹(2008)、『モダン都市の系譜:地図から読み解く社会と空間』、ナカニシヤ出版
  庄谷怜子・中山徹(1997)、『高齢在日韓国・朝鮮人:大阪における「在日」の生活構造と高齢福祉の課題』、御茶の水書房
  Hall, S. (1990), “Cultural Identity and Diaspora,” Rutherford J. ed., Identity: Community, Culture, Difference, London: Lawrence & Wishart.

8.お問い合わせ・原稿送付先は下記までお願いいたします。
こりあんコミュニティ研究会『コリアンコミュニティ研究』編集委員会
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138大阪市立大学都市研究プラザ気付
Tel & Fax: 06-6605-3448 / E-mail: korean.community.studies@gmail.com
プロフィール

kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

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