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ジャーナル「コリアンコミュニティ研究」原稿募集

こりあんコミュニティ研究会は、世界中のコリアンコミュニティに関する調査・研究を行い、その成果を公開すると共に国内外の研究者相互の交流と連携・協力を促進するため2009年3月11日に発足しました。また本研究会では、規約・第2条各項および第4条3で掲げているように年1回研究会ジャーナルを刊行し、本会の活動の当該年度の活動総括を行うこととなっています。
今年は韓国併合100年の年でもあり、これまでの記憶を解釈しなおし、どのように後世に伝えていくかということは、喫緊の課題であることに間違いありません。私たちの研究会は発足後間もないこともあり、まだ研究や活動の実績がそれほどあるわけではありませんが、上記のような課題を真摯に受け止めながらコリアンコミュニティのあり様について考えるための機会の場を創り上げていきたいと思っています。
コリアンコミュニティの中には、アイデンティティそのものが一般の地区に溶解されてしまいコミュニティとしての運営が形骸化されているところや、新たな地区更新の課題に取り組んでいるところ、または、地区更新後に若年層の流出や人口の高齢化などで活力をなくしてしまい陸の孤島と化しているところなどがあり、さまざまな形の困難と課題が浮き彫りにされています。
本研究会ではこのようなコリアンコミュニティの実態と課題に向けて理論と実践の両面からの発信を目指しています。この度、創刊を推し進めている『コリアンコミュニティ研究』は、それに向けたもう一歩となることを強く信じています。

※※※
『コリアンコミュニティ研究』(創刊号)執筆要領

1.ご投稿いただく原稿分量は種類によって異なりますので下記をご参照ください(図表・写真等を入れていただいても結構です)。
-研究論文(査読付き、編集委員会から内部および外部の各1名の査読委員2名に依頼し査読を行います):12,000字
-研究ノート(査読なし、調査やフィールドワークの内容、資料的な価値のあるもののまとめ):20,000字程度(上限をはるかに超える場合は編集委員会にご相談ください。)
-書評(査読なし):1,000字程度

2.研究論文投稿に際しての査読費用は当面無料にします(ただし、PDFの電子ファイルでご提出の場合のみ)。紙媒体でご提出の場合は、若干の編集に要する費用を頂戴いたします。原稿料はお支払い致しません。

3.原稿はワード作成によるものを原則として(A4判、横書き)、英数字は原則として半角とするが、その他は全角で作成してください。研究論文のタイトルには英文タイトルを付けてください。
 
4.文体等は、「である」調にし、現代仮名遣いで常用漢字をお使いください。句読点は「、」と「。」を採用します。

5.図表には、通し番号(図1、図2、・・・表1、表2・・・写真1、写真2・・・)でタイトルを付けてください。その場合、それぞれの図表や写真は元のファイルを別途ご提出ください。図表が出版物からの引用の場合は出典を明記し、必要に応じて著作権者の許可を得なくてはなりません。

6.注は、本文中の該当箇所に、右肩上付きで、1)、2)、3)、・・・と順に示し、注自体は本文の後に一括して記載してください。

7.参考文献は、注の後に一括して記載してください(著者名のあいうえお順。英文の場合、区別してアルファベット順)。書籍は、著者名・編者名、発行年(西暦)、『書名』、出版地(和書の場合は省略)、出版社の順に、論文は、著者名、発行年、「論文名」、『掲載誌名』、巻、号(または、編者名、『収録書名』、出版社)、該当ページの順に記載してください。欧文の書名、掲載誌名はイタリック体としてください。なお、WEBからの引用の際にはURLとともに引用日を記載してください。文献リストの例は以下の通りです。なお、参考文献は上記2の分量に含まれます。
  水内俊雄・加藤政洋・大城直樹(2008)、『モダン都市の系譜:地図から読み解く社会と空間』、ナカニシヤ出版
  庄谷怜子・中山徹(1997)、『高齢在日韓国・朝鮮人:大阪における「在日」の生活構造と高齢福祉の課題』、御茶の水書房
  Hall, S. (1990), “Cultural Identity and Diaspora,” Rutherford J. ed., Identity: Community, Culture, Difference, London: Lawrence & Wishart.

8.お問い合わせ・原稿送付先は下記までお願いいたします。
こりあんコミュニティ研究会『コリアンコミュニティ研究』編集委員会
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138大阪市立大学都市研究プラザ気付
Tel & Fax: 06-6605-3448 / E-mail: korean.community.studies@gmail.com
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第11回定例研究会のお知らせ

2月のこりあんコミュニティ研究会第11回定例研究会についてお知らせします。

第11回定例研究会
日時:2月27日(土)15時~17時
場所:桜ノ宮龍王宮(JR環状線桜ノ宮駅西口すぐ)
報告者:森類臣(同志社大学嘱託講師)
内容:韓国『ハンギョレ新聞』の創刊精神とその背景
   ー宋建鎬と任在慶のジャーナリズム観を中心としてー(仮)

第10回定例研究会報告

■第10回定例研究会
日時:2010年1月30日(土) 16時30分~20時頃
場所:大阪市立大学都市研究プラザ 西成プラザ
参加者:16名

今回の定例研究会も前回に続いて龍王宮以外の場所を会場にしての開催となりました。

今回の定例研究会では、ドキュメンタリー映画『戦後在日50年史 在日』(呉 徳沫監督、1998年作品)の上映会を行ないました。映像の上映のあと、各参加者より作品についての感想やコメントを出して頂く形で進行しました。この作品をはじめて見られたという参加者の方も多く、知らなかったことが多かった、これまで書籍・論文などの形でしか知らなかった出来事が映像の形で鮮明にイメージ出来る様になった、(専攻分野を問わず)在日研究を行なう際に在日コリアンの歴史的な動向を知る必要性がある、などのコメントがありました。2時間半と長い作品でありますが、在日コリアンの戦後史に関する非常に貴重な証言の記録を見る貴重な機会であった様に思います。定例研究会後は、西成プラザ近くの居酒屋を会場に、当日の参加者の親睦を深めました。
プロフィール

kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

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