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第19回定例研究会のお知らせ

日 時:11月27日(土)15:00~17:00
場 所: 在日本大韓民国民団西成支部
    (大阪府大阪市西成区梅南3丁目5-22西成韓国人会館)    
参加費:500円(ここ研会員は無料)
報告:「NPO法人による複合的課題を抱えた地域に対する新たなコミュニティ実践の創出
    ~東九条はいかなる実践を求めているのか~」
報告者:石川久仁子さん(大阪人間科学大学)

民団西成支部は、大阪市営地下鉄四つ橋線「花園駅」4番出口を出て、西に歩いて約10分のところにあります。

こりあんコミュニティ研究会事務局 kocoken2009@gmail.com
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第18回定例研究会の報告

 10月30日(土)に大阪市立大学都市研究プラザ大淀プラザで行われた、第18回定例研究会について報告いたします。参加者は9名でした。今回 は、立命館大学非常勤講師の山本崇記さんに「「不法占拠地域」におけるエスニック・コミュニティと集合行為の条件と課題 ―京都市東九条の事例から―」というタイトルで報告いただきました。

 山本さんの問題意識は、在日朝鮮人の集住地域と呼ばれる京都市南区東九条地区(4ヶ町)、さらには鴨川と高瀬川の合流地点の河川敷に形成された 「不法占拠」地区(松ノ木町40番地)の歴史や状況を理解するためには、「在日」という枠組みだけではなく、北部に隣接する「被差別部落」である 崇仁地区との関係を含んで分析することが必要であるということにあります。その意味でまずは、その空間的分断の経緯について報告されました。すなわち、戦後、「被差別部落」に対しては同和対策事業によって多くの公的資金が投下され、住環境整備がなされる一方で、在日朝鮮人が集住していた東九条地区は放置されスラム化していき、物理的社会的環境において両地区間での大きな差異が存在したことが指摘されました。1960年代後半以降は、東九条地区でも行政によるスラム対策がなされる中で、今度は松ノ木町40番地の「不法占拠」地区が放置され、東九条地区を含めた他地区で立ち退きになった人や都市下層に位置づけられる人が流入し、その地区人口も増加していくことになります。この過程の中で、東九条地区と40番地との間の分断も生み出されたことが指摘されました。そして、東九条地域や40番地で行われた住民や支援者による様々な運動の分析へと話が進み、既存の民族団体や自治会とともに、地元青年サークルやキリスト教系活動家集団の活動によって、地区をめぐる様々な集合行為が可能になったことも指摘されました。その中で、上記の地区間に存在する分断を横断するような様々な取り組みも紹介されました。
 現在、それぞれの地区は行政による住環境整備を受け、多文化共生のまちづくり運動も積極的に行われておりますが、やはりいまだに地区間の緊張感は残存しているそうです。この中で、これまでの分断と横断の歴史や記憶を今後のコミュニティの集合性の形成にいかに連結させるかが重要な課題であり、崇仁地区にある柳原銀行記念資料館や東九条にあるカトリック教会系の希望の家に関わる、山本さんの実践的な取り組みについても報告されました。

 以上の報告に対しては、参加者からは同和対策事業と住宅地区改良事業との制度的背景や事業上の相違点・関係性や、在日朝鮮人集住地区や「不法占拠」地区において改良事業が行われてこなかった背景について質疑がなされ、他都市や同じような背景を持った他地区との比較検討の可能性なども指摘されました。また、差別を受けてきた地区でのまちづくりや世代継承において、「負の記憶」をいかに提示していくべきか、その具体的な方法をめぐっ ても議論が行われました。
プロフィール

kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

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