第3回こりあんコミュニティ研究会研究大会
メインテーマ:防災と定住外国人支援
未曾有の惨事を引き起こした東日本大震災からはや1年が経ちました。当時マスコミ等で流れていた巨大津波や原発事故の収束に向けた緊迫する映像が今でも記憶に新しいかと思います。人間の生活環境の利便性の向上や発展の結果が地球環境の破壊をもたらし、それによる人間生存への脅威が増しています。一方、これまでに西欧諸国で起きた自然災害や、東南アジアなど途上国の災害でも共通しているのは、災害の影響が社会的弱者により多く出がちであるという事実です。それは、既に1995年に起きた阪神淡路大震災の際にも証明されました。高齢・障がい者を始め、新来外国人や旧来定住者である在日コリアンが多く居住していた長田地域は、市内他の地域に比べても社会的に不利な地域でありました。いざというときには避難場所にもなり得る公園等のオープンスペースはおろか、最低居住水準に達しない構造的に脆弱な住宅や建造物が多く集中していた地域とも言われています。低所得層や居住費負担能力が低い人々にとって格好の場所であったがゆえに、外国人(とりわけ、留学生)居住者が多く被災することとなりました。一方、阪神淡路のような都市型大災害に比べ、今回の東日本大震災の場合、被災地の多くが農漁村地域あるいは、その加工工場の集積する空間であったことに特徴があります。しかし、今回の大震災では、阪神淡路大震災の場合とは違い、外国人の被災状況が見えないままになっている状況がうかがえます。それは、神戸等のような都市型ではなく、沿岸地域を中心に水産加工業で従事していた外国人労働者や、結婚等で来日された結婚移住者の住まいが、農漁村など普段目にさらされにくい地域にあったためでもあるように思われます。こりあんコミュニティ研究会第3回大会では、このような現状を踏まえ、阪神淡路大震災の際の外国人被災状況や支援の経験を振り返りながら東日本大震災における現状と復興に向けた課題を展望する企画にすることとしました。
共催:こりあんコミュニティ研究会・民団西成支部
後援:大阪市立大学都市研究プラザ
■日程:2012年7月14日(土)~7月15日(日)
■会場:大阪社会福祉研修情報センター(ウェル大阪)&西成界隈
http://www.wel-osaka.jp/center/access.html
【第1日目】
<開会のあいさつ>13:00~13:10
<シンポジウム>13:10~15:40
吉富 志津代
(多文化プロキューブ代表兼大阪大グローバルコラボレーションセンター特任准教授)
「外国人の定住支援」(仮題)
大村 昌枝
(公益財団法人宮城県国際化協会参事兼企画事業課長)
「大震災の状況と復興に向けての課題」(仮題)
藤本 伸樹
(ヒューライツ大阪企画業務グループ 研究員)
「「災害弱者」の人権を考える~差別と排除をなくすために」
尹 善雄
(西成民団 団長)
「西成からみた防災」(仮題)
<総 会>15:40~16:10
2011年度事業報告・2011年度決算報告
2012年度事業計画・2012年度予算計画
<研究発表>16:10~17:00
報告希望者が多数の場合、当日午前中に繰り上げます。
<懇親会>17:30~20:00
於:西成韓国人会館2階
【2日目】
第3回こりあんコミュニティ研究会研究大会・現地視察
■日程:2012年7月15日(日)午後2時~
■集合場所:民団西成支部(大阪市営地下鉄四つ橋線花園町駅より西へ徒歩10分)
http://www.e-shops.jp/local/nsh/2229601115.html
当日は午後2時に民団西成支部(前日研究大会・総会後の懇親会会場)へお集まりい
ただき、訪問先についての簡単な事前説明を行なった後、以下の順に各施設を徒歩に
て巡る予定となっております。
①民団西成支部(14:00集合)― 全体の説明と解説
②三共ナット製作所(ナット工場)
③西成沖縄会館(西成区沖縄県人会)
④金剛学園跡地、趙診療所
⑤鶴見橋商店街
⑥大阪市立長橋小学校(民族学級)
⑦大阪西成教会
未曾有の惨事を引き起こした東日本大震災からはや1年が経ちました。当時マスコミ等で流れていた巨大津波や原発事故の収束に向けた緊迫する映像が今でも記憶に新しいかと思います。人間の生活環境の利便性の向上や発展の結果が地球環境の破壊をもたらし、それによる人間生存への脅威が増しています。一方、これまでに西欧諸国で起きた自然災害や、東南アジアなど途上国の災害でも共通しているのは、災害の影響が社会的弱者により多く出がちであるという事実です。それは、既に1995年に起きた阪神淡路大震災の際にも証明されました。高齢・障がい者を始め、新来外国人や旧来定住者である在日コリアンが多く居住していた長田地域は、市内他の地域に比べても社会的に不利な地域でありました。いざというときには避難場所にもなり得る公園等のオープンスペースはおろか、最低居住水準に達しない構造的に脆弱な住宅や建造物が多く集中していた地域とも言われています。低所得層や居住費負担能力が低い人々にとって格好の場所であったがゆえに、外国人(とりわけ、留学生)居住者が多く被災することとなりました。一方、阪神淡路のような都市型大災害に比べ、今回の東日本大震災の場合、被災地の多くが農漁村地域あるいは、その加工工場の集積する空間であったことに特徴があります。しかし、今回の大震災では、阪神淡路大震災の場合とは違い、外国人の被災状況が見えないままになっている状況がうかがえます。それは、神戸等のような都市型ではなく、沿岸地域を中心に水産加工業で従事していた外国人労働者や、結婚等で来日された結婚移住者の住まいが、農漁村など普段目にさらされにくい地域にあったためでもあるように思われます。こりあんコミュニティ研究会第3回大会では、このような現状を踏まえ、阪神淡路大震災の際の外国人被災状況や支援の経験を振り返りながら東日本大震災における現状と復興に向けた課題を展望する企画にすることとしました。
共催:こりあんコミュニティ研究会・民団西成支部
後援:大阪市立大学都市研究プラザ
■日程:2012年7月14日(土)~7月15日(日)
■会場:大阪社会福祉研修情報センター(ウェル大阪)&西成界隈
http://www.wel-osaka.jp/center/access.html
【第1日目】
<開会のあいさつ>13:00~13:10
<シンポジウム>13:10~15:40
吉富 志津代
(多文化プロキューブ代表兼大阪大グローバルコラボレーションセンター特任准教授)
「外国人の定住支援」(仮題)
大村 昌枝
(公益財団法人宮城県国際化協会参事兼企画事業課長)
「大震災の状況と復興に向けての課題」(仮題)
藤本 伸樹
(ヒューライツ大阪企画業務グループ 研究員)
「「災害弱者」の人権を考える~差別と排除をなくすために」
尹 善雄
(西成民団 団長)
「西成からみた防災」(仮題)
<総 会>15:40~16:10
2011年度事業報告・2011年度決算報告
2012年度事業計画・2012年度予算計画
<研究発表>16:10~17:00
報告希望者が多数の場合、当日午前中に繰り上げます。
<懇親会>17:30~20:00
於:西成韓国人会館2階
【2日目】
第3回こりあんコミュニティ研究会研究大会・現地視察
■日程:2012年7月15日(日)午後2時~
■集合場所:民団西成支部(大阪市営地下鉄四つ橋線花園町駅より西へ徒歩10分)
http://www.e-shops.jp/local/nsh/2229601115.html
当日は午後2時に民団西成支部(前日研究大会・総会後の懇親会会場)へお集まりい
ただき、訪問先についての簡単な事前説明を行なった後、以下の順に各施設を徒歩に
て巡る予定となっております。
①民団西成支部(14:00集合)― 全体の説明と解説
②三共ナット製作所(ナット工場)
③西成沖縄会館(西成区沖縄県人会)
④金剛学園跡地、趙診療所
⑤鶴見橋商店街
⑥大阪市立長橋小学校(民族学級)
⑦大阪西成教会
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