FC2ブログ

第12回定例研究会の案内

3月13日(土)に大阪市立大学都市研究プラザ大淀プラザで行われた、第12回定例研究会について報告します。会場変更にも関わらず、12人の参加者がありました。

当日は、大阪市立大学都市研究プラザの黒木宏一さんから「生野のデイサービスを拠点とした在日コリアン高齢者の生活実態とその特性」という報告が行われました。
黒木さんは建築学が専門で、これまで高齢者がいきいきと主体的に過ごせる施設(グループホームやデイサービス施設)の研究をされてこられました。今回の報告は在日コリアン高齢者が集住する生野区を対象に、独自のコミュニティおよび地域資源の活用に注目し、高齢者が主体的・自律的に生活している様態とその要因を検討するものでありました。具体的には、生野区にあるデイサービス3箇所を対象に、運営者および利用者へのヒアリングや参与観察を通して、いかにデイサービスやその周辺の地域資源が利用されるかを調査されたうえで、高齢者の主体的行動と利用者同士の積極的な関係形成の要因に迫るものでした。そのなかでは、デイサービスでの過ごし方において、床座が利用者同士の距離感を近づけ、関係を生み出しているという空間的要因や、銭湯、病院、公園、喫茶店といった地域資源の利用を契機に、デイサービスが利用者同士の関係構築の活性化をはかり、憩いの場に転換していることが明らかにされました。

報告に対しては、調査事例を今後に生かしていく際に、在日コリアン1世と2世の福祉問題の違いを考慮する必要性、生野の事例をいかに一般地域に適用するか、サービスが手厚くなればなるほどスタッフに負担が集まるという問題など、参加者の方々から多様なコメント・質問が寄せられました。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード