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最後の龍王宮祝祭

こりあんコミュニティ研究会第15回定例研究会
コリアン・マイノリティ研究会第83回月例研究会

★緊急企画★ 龍王宮から天神祭本宮「奉納花火」を見よう!
【最後の龍王宮祝祭-もうひとつの水都大阪2010-】
日 時:7月25日(日)15:00~21:00
会 場:桜ノ宮「龍王宮」(JR環状線「桜ノ宮駅」西口下車すぐ)
参加費:1000円(ここ研会員・学部生は半額。どなたでもご参加いただけます。)
内 容:見学会・関連映像上映・パネル展示
    朴明子(パクミョンヂャ)一人芝居「柳行李(やなぎごうり)の秘密」
    参加者トーク

    18:00~ 祝宴(ジンギスカン鍋)別料金です。  
    19:00~ 天神祭「奉納花火」観賞
  ★祝宴は【要予約・先着50名様】 7月23日(金)までにmasipon@nifty.comへ

主 催: コリアン・マイノリティ研究会 http://white.ap.teacup.com/korminor/
     こりあんコミュニティ研究会 http://kocoken2009.blog68.fc2.com/ 
協 力: 高田商店(大阪市都島区中野町4-15-8)

【龍王宮とは?】
 JR環状線「桜ノ宮駅」西側の鉄橋の下、大川(旧淀川)の河川敷に戦前(解放前)から続く、済州島(チェヂュド)出身の在日1世の女たちの祈り「クッ」の場「龍王宮」があります。河川敷を管理する大阪府からは「不法占拠」であるとして、これまで再三立ち退きを言われてきました。しかし、そこは大阪を下から支えてきた在日朝鮮人のコミュニティが息づく場であり、龍王宮の水辺がふるさとの済州島につながっていると考えられています。済州島出身の女たちは、ここで祈り、泣き、笑い、そして癒されてきました。多文化都市としての大阪の底辺を支えてきたもう一つの無形文化財・文化資源とも言えるでしょう。私たちは昨年3月以来、「龍王宮の記憶を残すためのプロジェクト」をたちあげ、関係者へのインタビューや建物の実測や「クッ」の記録などを行ってきました。昨年8月22日には、「龍王宮祝祭―もうひとつの水都大阪2009―」を開催し、100名以上の参加を得て、その存在を広く伝えました。
 この1年間、国内外から数多くの人々が龍王宮を見学しました。また、先月、こりあんコミュニティ研究会は『コリアンコミュニティ研究』創刊号(800円+送料)を発刊し、特集「マイノリティ空間の記憶をどう伝えるか」で龍王宮を扱いました。先日のフィールドワークでは、近くに暮らす住民の証言から、龍王宮のプレハブの建物は国鉄時代の飯場(工事労働者の仮宿泊施設)を建設業者から払い下げられたものであることが新たにわかりました。これを龍王宮が祈りの場に転用していたわけです。しかし、龍王宮は「韓国併合」100年の今年、残念ながらその歴史に終止符を打ち、近々立ち退くことになりました。今回、龍王宮を管理してきた高田商店の協力のもと、緊急に「最後の龍王宮祝祭―もうひとつの水都大阪2010―」を企画しました。充分な準備はできないものの、「龍王宮」に来たことのある人もない人も、形があるうちにぜひお越しください。当日は天神祭の奉納花火の日に当たります。龍王宮からの眺めは最高です。
 また、私たちは今後も引きづづき、龍王宮での祈り「クッ」にかかわった神房(シンバン)・菩薩(ポサル)・僧任(スニム)・利用者・関係者への聞き取りや資料収集、龍王宮の記憶を残していくための調査研究活動をしていく予定です。   

★お願い★ 龍王宮へのメッセージ(おなまえ・肩書もおつけください)がありましたら、7月15日(木)必着で、masipon@nifty.comまでお送りください(配布資料に掲載)。 
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kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

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