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第16回定例研究会の報告

 8月28日に大阪市立大学都市研究プラザ大淀プラザで行われた、第16回定例研究会について報告いたします。参加者は東京からの参加者を含め、17人でありました。

 当日は、京都の東九条CANフォーラム事務局長である金周萬さんの方から、東九条の歴史、そして現在進められている多文化共生のまちづくり実践についての報告がありました。
 まず東九条のプロフィールとして、戦後の東九条の人口推移と住宅事情の歴史について説明があり、様々な運動が実を結び、地区の住環境整備が行われ るものの、その後1970年代以降、地区の多くの人口(特に若年者)が流出し、高齢者が取り残される状況が報告されました。そのような中でも、在日コリアンが集住する四ヶ町と東松ノ木町では積極的なエスニックな取り組みがあったことが報告され、九条オモニハッキョやハンマダン、東九条マダ ンが成立した経緯や、2000年以降に設立された、NPO京都コリアン生活センター「エルファ」や外国人高齢者・障害者生活支援ネットワーク「モア」、そして東九条CANフォーラムの結成の背景について触れられました。
 以上のような歴史的背景の説明があった後、現在の東九条における活動、とりわけCANフォーラムの取組みについて話が進み、多文化共生のまちづくり実践の内容が紹介されました。とくに今後の方針として、京都市がすすめる国際化推進プランのなかにある「地域にある多文化共生プラン」との連携や、多様な外国籍住民のニーズに応えるための「多文化共生活動センター」の必要性が指摘されました。そして、CANフォーラムでは、この「多文化 共生活動センターを進める会」の運動を提唱し、世論を盛り上げるために、公開の研究会や他団体との積極的な協同を図っていく方針をとっていくようです。
 金周萬さんの報告後、参加者からはドラスティックな変化ではなく、地道な東九条の運動を評価する声がありました。また、具体的なまちづくり実践について、「地域内にある空き地(市有地)や学校などの公共施設をいかにまちづくりに活かせるか」、「ニューカマーなどの新規流入層をいかにまちづくりに関係させるか」、「東九条を国際観光都市の一つのツールにしてはどうか」といったことで議論となりました。

 なお、次回の第17回定例研究会でも、金周萬さんをお招きすることになっております。東九条を含め、よりよいコリアンコミュニティのまちづくり実践を見出していくようなワークショップを企画していますので、お時間ある方はぜひご参加下さい。
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kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

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