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第20回定例研究会の報告

 1月29日(土)に大阪市大高原記念館で行わまれました、第20回定例研究会(コリアンマイノリティ研究会との共催)について報告いたします。今回は、本研究会が進める「龍王宮プロジェクト」に積極的に関わっている、ドキュメンタリー映像作家の金稔万さんの映像をテーマに開催いたしました。当日の参加者は、会員非会員合わせて26名でした。

 まず金さんの自己紹介の後、金さんがこれまで撮影されてきた作品を見るということで、2007年に発生した大阪釜ヶ崎での日雇い労働者の住民登録抹消問題にアプローチした『釜の住民票を返せ!』(2008 年)を上映しました。今回の編集では、映像の後半部に済州島出身者の労働者の方も登場し、これまで不可視になってきた釜ヶ崎と在日コリアンの関係の一端が浮き彫りになり、また、外国人参政権の在り方についても考えさせられました。

 そして次に、これまでの龍王宮プロジェクトの一環として撮影された「龍王宮の記憶(仮)」が上映されました。2010年8月の龍王宮の撤去の様子から始まり、龍王宮から見た天神祭、様々な季節、時間帯の龍王宮の様子、そして龍王宮で行われていたクッの様子、龍王宮に関わる方々の語りが、 30分にまとめらました。今回が初上映ということで、作品としてはまだ未完成ではあるものの、龍王宮という一つの場所がなくなったことの意味を考えさせられる映像であったかと思います。ただし、参加者からの感想の中では、「龍王宮の説明をもう少し加えたほうがいい」という意見や、龍王宮に通っていた人を母にもつ在日2世の方からは、ノスタルジックに描かれ過ぎていることへの違和感が吐露されました。たしかに龍王宮という場所は、建物ではなく、そこを利用する人々が重要であり、そうした人々がいかにこの場所を利用してきたか、そしてどのような思いでここを訪れたのか、それを考えさせられるような映像が目指されるべきなのかもしれません。今後、龍王宮プロジェクトの進行とともに、この映像もより深みのある作品になっていくことが望まれます。

 上映会終了後、プロジェクトリーダーである藤井幸之助さんの方から龍王宮プロジェクトの中間報告が行われました。こりあんコミュニティ研究会と龍王宮との関わりは2009年2月から始まっており、まる2年が過ぎました。その間、定例研究会やフィールドワークの実施、2度の祝祭、聞き取り活動、クッの撮影など多様な活動を、多くの方々の協力のもと行って来ました。藤井さんからは、大阪コミュニティ財団の助成金を用い、それらの成果を3月に報告書として纏めることが報告されました。また今後は、上記の映像「龍王宮の記憶(仮)」を生野のデイサービスセンターなどで出張上映し、 龍王宮を利用してきた在日の方々に見てもらい、龍王宮の記憶を語ってもらう企画も考えているということでした。あわせて、会員の皆様に対して、今後とも龍王宮プロジェクトへの積極的な関与がよびかけられました。
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こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

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