スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第7回定例研究会報告

 10月24日に桜ノ宮龍王宮で、第7回定例研究会が開催されました。今回は戦前大阪の在日朝鮮人の歴史研究をなされている、塚崎昌之さんに「龍王宮をめぐる歴史―大川・海女・朝鮮寺―」というタイトルで報告いただきました。当日の参加者は約20名でした。

 報告は、主に大阪毎日新聞や大阪朝日新聞など戦前の新聞記事と写真・地図、行政資料を資料として、龍王宮それ自体ではなく、龍王宮を取り囲む3つのトピック(大川周辺の朝鮮人、海女、朝鮮寺)の歴史的背景、おもに戦前の状況を明らかにするものでありました。

 まずは龍王宮付近に在日朝鮮人が多住していた背景として、1920年代以降、大川周辺の京橋及び天神橋界隈に、ガラス工場や製紙工場、染工場などに労働者として朝鮮人(多くが済州島出身者)が雇われていたこと、済美第4小学校の朝鮮人のための特別夜間学校、天六付近の「朝鮮遊郭」の存在、また大川では朝鮮人の水上生活者も多く存在し、主に砂利の荷揚げ作業に関わっていたことが主にあげられました。
 次に「朝鮮寺」については、1920年代以降に朝鮮人の日本定住化が進行し、正式に認可されない中での「朝鮮寺」の開設方法として、「非合法・あいまい」型、「日本寺院の名義借り」型、「日本の宗派への門下」型の3つがあったことが指摘され、1930年代以降、「近代化」と「皇民化」が進行する中、巫俗への圧力、朝鮮寺への弾圧があったにもかかわらず、戦後にも継続して、「朝鮮寺」が存続した(圧力をかいくぐった)ことが示されました。

 当報告は龍王宮があの場所にある理由および背景を多様な資料から明らかにするものであり、龍王宮プロジェクトにとっても重要であったと思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

kocoken2009

Author:kocoken2009
こりあんコミュニティ研究会は、こりあんコミュニティにおける生活と文化への理解を高めつつ、当該地域コミュニティの再生のあり方について議論しながら、日本国内に限らず共同調査及び研究を行っていくグループです。
問合せ先:kocoken2009@gmail.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。